「常磐炭田終焉30年記念大写真展」が11月18日から開催されておりましたが、予定通り12月10日に終了致しました。

「常磐炭田終焉30年記念大写真展」が11月18日から開催されておりましたが、予定通り12月10日に終了致しました。会期中は一日平均146名、延べ3,200余名の方が訪れ、展示してある千枚を越す写真を熱心に見学しました。
展示した写真内容と期間中に開催した講演会の内容は以下の通りです。
*写真は30通りにグループ分けされ1,013点が展示
1.常磐炭田の炭鉱(なかま)たち(31点)
2.常磐炭田を支えた人たち(56点)
3.常磐炭田を支えた人たち(女性 26点)
4.生死を分けた坑口は聖地だった(33点)
5.坑夫たち(52点)
6.坑内の熱き仲間たち(20点)
7.大型設備(40点)
8.選炭場の移り変わり(36点)
9.石炭輸送(36点)
10.ズリ山の悲しさはそれを人間が作ったからだ(宮尾しげる)(60点)
11.炭鉱住宅(26点)
12.炭鉱の付属設備(48点)
13.多くの鉱員の命を救った湯本病院やその他の病院(35点)
14.火力発電所(23点)
15.辛くとも明るかった長屋生活(27点)
16.常磐炭鉱を支えた常磐製作所(31点)
17.表情豊かな炭鉱の子供たち(63点)
18.団結心が強かった学校生活(32点)
19.昭和天皇のお顔は明るさに満ちていた(36点)
20.住宅環境改善のモデル地区(26点)
21.習技生の活躍(19点)
22.冠婚葬祭(8点)
23.選挙(6点)
24.一山一家精神の基本となった山神社の祭り(33点)
25.全国に名を馳せた常磐炭鉱野球部(28点)
26.スポーツ・文化(20点)
27、運動会(34点)
28.時代を動かした常磐ハワイアンセンターの出現(32点)
29、閉山、されど地域と人々は生き続けた(24点)
30.もっと茨城方部の炭鉱を知ろう(44点)
*講演会は全部で5日、一日2回で延べ10回実施された
第一回(11月18日 土)
 ①「常磐炭田の歴史を学ぶ-江戸末期~明治中期まで」
   講師 いわき市文化財保護審議会  佐藤孝徳氏
 ②「シーラカンスを探し求めて」
   講師 ふくしま海洋科学館館長   安部義孝氏
第二回(11月23日 木)
 ①「常磐炭鉱大型閉山闘争始末記」
   講師 元常磐炭鉱労働組合書記長  菅野勝雄氏
 ②「フタバザウルススズキイと同時代の生き物たち」
   講師 前いわき市文化財保護審議委員 高橋紀信氏
第三回(11月25日 土)
 ①「山代吉宗という人の人間性について」
   講師 歴史科学協議会会長     呑川泰司氏
 ②「常磐炭鉱野球部の選手たち」
   講師 元常磐炭鉱野球部監督    出澤政雄氏
第四回(12月2日 土)
 ①「常磐炭田の歴史に学ぶ-明治30年代~戦後まで」
   講師 草野心平記念文学館主任学芸員 小野 浩氏
 ②「炭鉱の生活と文学活動」
   講師 俳誌「浜通り」編集主幹   結城良一氏
第五回(12月9日 土)
 ①研究発表「地域研究としての常磐炭田・炭鉱」
   福島県立湯本高等学校 社会科研究会生徒
 ②映画鑑賞「戦時中の常磐炭鉱」「常磐炭鉱野球部」
 ③対談「常磐炭鉱野球部の思い出」
 元常磐炭鉱野球部監督 出澤政雄氏、元選手 蔵本勇氏