終了した炭田関係の企画展などのお知らせ

1.全国炭田交流企画展「炭鉱(ヤマ)のあるマチ」期間H22年12月18日~H23年2月13日 場所 いわき市石炭・化石館 内容 全国各地の炭田にある博物館が連携し、各炭田のヤマ自慢や共通テーマの比較などを展示しました。他の炭田を知ることにより自地域の炭田を見直すきっかけにして欲しい・・・という趣旨で開催しました。参加博物館は以下の通りです。
 石狩炭田 夕張地域史研究資料調査室
 釧路炭田 釧路市立博物館
 常磐炭田 いわき市石炭・化石館 常磐炭田史研究会
 筑豊炭田 田川市石炭・歴史博物館
 糟谷炭田 志免町教育委員会
 三池炭田 大牟田市石炭産業科学館 大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ
 この企画展の関連でH23年1月30日には釧路市立博物館でフォーラム「炭鉱(ヤマ)から学ぶこと」~歴史をたどり、ふたたび結ぶ~が開催されました。講演は「フラガールと炭鉱産業の転進(常磐 野木和夫)」、「石狩炭田の開発と炭鉱社会の形成(夕張 青木隆夫)」、「全国産炭地からみた筑豊炭田の特徴(田川 福本寛)」が勤め、終了後講演者に元太平洋炭砿の佐藤冨喜雄氏が加わりパネルデスカッションを実施、司会は釧路の石川孝織氏でした。
 展示内容のデータは「常磐炭田史研究会」が保有しておりますので詳しい内容を知りたい方は研究会の方へ直接お問合せ下さい。また、近々この企画展を特集した「常磐炭田巡検資料集成<その2>」が発売されるそうなのでご参照願います。
2.第3回伝承郷企画展「炭鉱(ヤマ)への想い 菊池正男絵画展」
 期間H23年2月12日~3月27日 場所 いわき市暮らしの伝承郷 主催 いわき市暮らしの伝承郷 開催協力 常磐炭田史研究会 内容 古河好間炭鉱の坑内で働いた経験を持つ画家「菊池正男」氏の作品16点を展示。経験者にしか表現できない坑内炭鉱風景が明るい色調で描かれて、暗くて黒い炭鉱のイメージが変わります。最近、記憶の世界遺産に指定された筑豊の「山本作兵衛」氏の炭鉱画にも匹敵すると評価する人もおります。図録も常磐炭田史研究会で発行しておりますので、興味のある方は直接お問合せ下さい。
 (注)この企画展は3月11日に発生した東日本大震災でそれ以後のスケジュールはすべて中止となりました。
3.「軍艦島を世界遺産にする会」理事長の坂本道徳氏がH22年11月8日に常磐炭田に来訪され炭鉱遺産を見学しました。氏は翌11月9日に開かれた「福島近代化遺産と地域づくりフォーラム」に招請され、前日に常磐地区を訪問して常磐地区の炭鉱関係者と交流した訳です。
4.好間地域づくり講演会 H23年2月27日 講師 夕張地域史研究資料調査室長 青木隆夫氏 場所 好間町公民館 演題~「空知に残る炭鉱遺産群」から夕張での取り組み~ 青木氏は終了後近郊の炭鉱遺産を見学され、市内で関係者と交流されたそうです。
5.北茨城市市民大学講座「ふるさとの常磐炭田5回シリーズ」に常磐炭田史研究会が全面的に協力しました。H22年6月5日を第一回として以後土曜日ごとに講師を派遣し、6月12日は北茨城市からいわき市の炭田遺構を現地巡検し、見聞を広げました。